066 人魚姫のように

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声をかけたいのに言葉が出ない

 066 人魚姫のように, streaming

作詞:玉川進

作曲・編曲:進藤政裕


緩やかな坂道を登れば
いつしか街は目の前から消える
大きな山々の間に僕ともう一人
あまり交わす言葉もないけれど

振り返ってごらん あの丘の上を
紫の絨毯敷き詰めて夕暮れの中
淡い香りが君の影と重なって
人魚姫のように言葉なく見つめるだけ

紫の絨毯に紛れて
無邪気な声がこんな遠くまで
いつかの僕たちのように時が過ぎてゆく
何も気づかぬままに少しずつ

自分たちだけは別だと信じた
あの時も同じく咲いていたラベンダー
淡い香りはいつまでも変わりはしない
僕たちの周りで変わったのは二人だけ

君の香りが 君の心が
今も僕の周りに漂うのに
愛よこの大地を紫に染めて
愛よもう一度君の心に染み込んで

君の香りが 君の心が
今も僕の周りに漂うのに
愛よこの大地を紫に染めて
愛よもう一度君の心に染み込んで


04:03

1985(S60)/09/11完成

進藤政裕:ボーカル・キーボード

玉川進:ベース・ハーモニカ



「人魚姫」は言わずと知れたアンデルセンの名作です。好きな人に会いたいがために声を失う人魚姫の話を読んで医学部6年、臨床実習中に書いた詞です。それまではちゃんと「人魚姫」を読んでいませんでした。

当時進藤政裕は上富良野(かみふらの)町で働いていたので、町の名産ラベンダーをモチーフにしました。上富良野は盆地になっていて、町の東側に日の出公園というラベンダーの名所があります。この公園を遠くから眺めている恋人たちを描いでいます。

進藤政裕は地元の音楽フェスティバルでこの曲を披露しています。



 

人魚姫のように (Instrumental)
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