作詞:玉川進
作曲・編曲:進藤政裕
緩やかな坂道を登れば
いつしか街は目の前から消える
大きな山々の間に僕ともう一人
あまり交わす言葉もないけれど
振り返ってごらん あの丘の上を
紫の絨毯敷き詰めて夕暮れの中
淡い香りが君の影と重なって
人魚姫のように言葉なく見つめるだけ
紫の絨毯に紛れて
無邪気な声がこんな遠くまで
いつかの僕たちのように時が過ぎてゆく
何も気づかぬままに少しずつ
自分たちだけは別だと信じた
あの時も同じく咲いていたラベンダー
淡い香りはいつまでも変わりはしない
僕たちの周りで変わったのは二人だけ
君の香りが 君の心が
今も僕の周りに漂うのに
愛よこの大地を紫に染めて
愛よもう一度君の心に染み込んで
君の香りが 君の心が
今も僕の周りに漂うのに
愛よこの大地を紫に染めて
愛よもう一度君の心に染み込んで
04:03
1985(S60)/09/11完成
進藤政裕:ボーカル・キーボード
玉川進:ベース・ハーモニカ
「人魚姫」は言わずと知れたアンデルセンの名作です。好きな人に会いたいがために声を失う人魚姫の話を読んで医学部6年、臨床実習中に書いた詞です。それまではちゃんと「人魚姫」を読んでいませんでした。
当時進藤政裕は上富良野(かみふらの)町で働いていたので、町の名産ラベンダーをモチーフにしました。上富良野は盆地になっていて、町の東側に日の出公園というラベンダーの名所があります。この公園を遠くから眺めている恋人たちを描いでいます。
進藤政裕は地元の音楽フェスティバルでこの曲を披露しています。
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