作詞：玉川進
作曲・編曲：進藤政裕
電話で呼び出した君は
寒そうにコートの襟を立て
公園の道を歩いて来た
暗い空に立つ木々は
近く季節の足音に
小さな息をしていた
いくら愛し合っていても世の中には
どうしても別れなければならない
そういうこともある
ああ
一人残りこれからどう生きていけばいい
なんにも言うことがない
何も言えない
この心も
この愛も
一年前君の全てを
舞い落ちる雪の中で
僕は包んでいた
でも今の君は
あの頃の笑顔も見せずに
ただ僕の横にいるだけ
別れようと言ったその背中が悲しくて
二人の暮らし音を立てて崩れた
出会いは別れを生む
ああ
それくらい知っていたはずなのに
なんにも言うことがない
何も言えない
この心も
この愛も
04:50
1982（S57）/6/12完成
進藤政裕：ボーカル・バックボーカル・キーボード
玉川進：ギター・ベース
進藤政裕が20歳で初めて作った曲。玉川進にとっても初めての作詞です。作詞は多分30分くらいで終わったような記憶があります。
自分一人意気がっていた男のつぶやきです。「愛し合ってい」ると考えていたのは男だけです。こんな偏狭な考えだから捨てられるのでしょう。
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